日本三景(宮島・松島・天橋立)の1つである広島県の宮島。海に浮かぶ朱色の鳥居が映え、島では多数の鹿が優雅にお散歩、そして牡蠣に揚げもみじ饅頭と食も豊富。そんな魅力たっぷりの宮島に、1泊2日の弾丸旅行をしてきました。
さっそくJR宮島口駅からフェリーに乗り込み、180円で宮島へ渡ります。所要時間は約10分。意外とすぐに着いてしまいますね。


立派な宮島の玄関。ここから宮島の散策を開始します。地図は持たずとも、周りの風景を楽しみながらの散策。それも厳島神社の綺麗な鳥居が目印となるので、迷子にはたぶんなりません。

鹿もたくさん。白い物を身に付けていたらがっつり近寄ってくるのかと思ったけど、案外大人しいです。一定の距離感を保ちつつ、鹿にご挨拶。この時期、鹿の角は生えていないですね。
鹿の角は1年で生えかわるそうです。そんな頻繁に生え変わるってすごいですよね。春に自然と角が落ちるそうですが、角がそこらじゅうに落ちている光景もまたすごい。角が1年ごとに生え変わることから、稲作で1年サイクルの営みを続けてきた日本人にとっては、鹿の角は昔から力の象徴として、また福を呼ぶ縁起物として人々から拝められてきました。よくインテリアで鹿の角が飾られているイメージですが、落ちているものを拾っているんでしょうね。

本当に至る所に鹿がいます。このまま厳島神社に向かいますが、その間に誘惑はいっぱい!

大好きな大ぶりの牡蠣をその場で焼いてくれます。



相場は1つ200円。食べ歩きは旅の醍醐味です。牡蠣だけでも2軒はしごしました。

オシャレなビネガードリンク屋さん。フルーツ毎に漬けられていてカラフルですね。宮島は全体的にカフェ等も多く、事前に調べた気になるカフェもあったのですが、さすがに弾丸では回りきれず、次回に持ち越しです。

そうこうしているうちに厳島神社へ到着!!

本当に朱色が映えて綺麗ですよね。
御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素盞鳴尊(すさのおのみこと)が高天原(たかまのはら)で剣玉の御誓(うけい)をされた時に御出現になった神々で、御皇室の安泰や国家鎮護、また海上の守護神として古くから崇信を受けられた、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)という女性3柱です。皆、「姫」の文字がありますね。そして気付いた方は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)という名前が厳島神社(いつくしまじんじゃ)の語源なのかなと思ったはずです。でも調べてみたら「神を斎(いつ)き祀(まつ)る島」が語源だそう。とはいえ、神の名前も絶対語源の1つだと私は信じています。
最近、古事記・日本書紀について分かりやすく書かれている本を読んでおり、こういう神様の系譜を辿るのがおもしろいです。

オールカラーでわかりやすい!古事記・日本書紀
さて、厳島神社のみの観覧は300円。遠くから見ることはあっても中に入るのは初めてなのでドキドキ。

「鏡の池」というのがありました。説明には「清水が湧き出ており潮が引くと手鏡のように見えることからこう呼ばれる 秋の月とともに詠まれた歌が多く伝わっている」とあります。ちょうどこのときは干潮。綺麗に手鏡が浮かび上がっていますが、潮が満ちると見えないということで運が良かったです。この円形が人工ではなく自然が創り出したものというから神秘的です。ここに秋の満月が映る様子を当時の人々は和歌等で残したのでしょうね。
細道を通っていくと、用水路があります。

石畳に囲まれている静かな風景。…ん?何かいます。

鹿がお散歩中。しかもわざわざ冷たい水の上を歩いています。
夕方小腹が空いてきたので、大好きな揚げもみじ饅頭。


クリームをチョイス。もう1個食べたいな、2個食べたら太るだろうな、と思いながら食べる揚げもみじ饅頭。罪悪感はすごいけどその分美味しい魔のスイーツ。宮島はとんでもないものを生み出してしまいましたね。
もみじ饅頭と併せて、外国人観光客にはその可愛らしいフォルムと控えめで上品なあんこの甘さが非常に人気だそうです。

揚げもみじの紅葉堂 揚げもみじキット
宮島はその大きさから1日で十分かと思っていましたが、先にも挙げたオシャレな珈琲屋さんもたくさんあり、何度か通う必要がありそうですね。
帰りは広島駅構内にあるお好み焼き屋さんで、広島風お好み焼きをぺろり。

ビール、レモンサワーが合う!!!なんでこんなに広島風お好み焼きって美味しいんでしょうね。鉄板で焼き上げている光景も見ていて楽しいし、サイドメニューであるホルモン焼きとか牡蠣焼きも美味しいし、お好み焼き屋さんで一杯!っていうのがアリの県ですね。
広島市内も色々気になる場所はありますし、宮島含めてリピート確定!!
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