夏にビーチリゾートで太陽を浴びて過ごすのも季節感があって良いですが、暑いからこそ涼を求めて避暑地へ行くという選択をされる方もいらっしゃいますよね。東京から少し足を伸ばして訪れたい場所、今回は長野県の上高地を紹介します。
松本駅周辺で前泊
上高地へは東京駅からだと長野駅まで新幹線、長野駅から松本駅まで特急、松本駅から新島々駅まで上高地線、新島々駅から上高地までアルピコ交通によるバスでの移動となり、一日での移動は少々疲れてしまいます。(約5時間)
ですので、松本駅で1泊し、早朝に上高地へ移動するのがベストかもしれません。松本駅も繁華街があり、松本城もあり、少し路地を歩けばディープな居酒屋もあり、非常に面白い街でした。
長野県に来たらまずはお蕎麦。それに野沢菜も有名ですよね。実は行ってみたかったお蕎麦屋さん「蕎麦倶楽部 佐々木」が定休日でした。

泣く泣く松本パルコの1階にある「そばきり みよ田」へ突撃。
失礼な話、期待せずに入ってしまったのですが、店内がとても洗練されていて綺麗です。2019年4月にオープンしたまだまだ新しいお店ですが、お蕎麦だけではなく居酒屋としても使えて、気兼ねなく入れるところが良いです。メニューは天ぷらそばをチョイスしました。


蕎麦は細麺でありながら喉ごし以外に噛み応えがしっかりあり、箸が進みます。そして、天ぷらは長野ならではの野沢菜の天ぷらもあり、大満足!箸だけでなくビールも進みます。
下調べなしにこのようなお店に出会えた奇跡に感謝!そして、蕎麦だけじゃ物足りず、先ほど地元の人にこの付近でオススメのお店を訊いたときに教えてもらったお店へ…。

そうです!まさかのラーメン屋さん!!「麺匠 佐蔵」です。
お店へ行くと満席の様子でしたが、ラーメン屋さんの待ち時間なんて大したことありませんね。すぐ席を空けてもらいました。
このお店は何といっても濃厚な味噌ラーメンが有名。たしかに「信州味噌」も長野県の特産品です。

一口目のスープが濃厚でやみつきになります。スープがもう完璧で、罪悪感に苛まれながら飲んでしまう味でした。味噌の甘みが全面に押し出されていて、深い味わい。蕎麦の後のラーメン、美味しくいただきました。
なかなか上高地までたどりつかないですね(笑)
翌朝早速上高地へ移動しました。
いざ上高地へ

まずは新島々駅からバスで「さわんどバスターミナル」へ。そこで本日の宿にて先に荷物を置かせてもらいます。今回は「渓流荘 しおり絵」を選びました。

なんといっても立地が良い。上高地の奥地にはかの有名な帝国ホテルとかもあったので興味あったのですが、あいにくの満室でした。
再度上高地へ向かうためにバスに乗ります。バスの車窓からは大正池も見ることができたり、狭い道を通っていくのでスリルを味わえたり。すぐそこにダムがあって山道を登っていく経路なので、なかなか景色も楽しめます。
上高地バスターミナルに着いてから人の波に乗っていくと、絶景が広がっていました。

ひんやりと澄んだ空気!綺麗な水!青い空!白い雲!生い茂る緑!
この写真から感じ取れますか?夏とは思えない場所。そして奥に見える橋が河童橋です。ここを渡って、上高地の奥までどんどん進んでいきます。ひとまずゴールは明神池としました。上高地ターミナルから明神池は約3kmの道のり。往復6kmと考えたらそこまで気張らなくても良いレベルです。では、写真とともにどんどん進んでいきましょう。













いかがでしたでしょうか。往路はトレッキングほどではありませんが、舗装されていない道を、そして復路は反対側に渡ってある程度舗装された歩きやすい道を通っていきました。
途中に猿に出くわすとも知らず、終始ひんやりした空気の中で歩き続けていたので夏でも汗はそこまでかきません。
もっと奥まで突き進むこともできますが、そういう方々は重装備で歩いていました。ちょっと上高地の雰囲気を味わいたいと思っている方は、軽装備で上高地バスターミナルから明神池まで行って戻ってくる今回のコースがオススメです!バスターミナル周辺はお土産屋さんもあったり、ソフトクリームが食べられたりと良い休憩所となっていました。
さて、時間は昼過ぎ。宿に戻って美味しいお酒でも飲もうとウキウキでバスに乗り込みます。
部屋も料理も温泉も雰囲気も◎「渓流荘しおり絵」
気持ち良い疲労感とともに宿に戻り、嬉しいおもてなし。

若女将手作りのパウンドケーキです。他にも随所で何かとスタッフを身近に感じられるおもてなしがとっても嬉しく感じます。温泉に浸かったり、先に上高地で買った地ビールを味わったりしていると夕食の時間。

夕食は部屋食ではなく、レストランへ移動していただきます。この夕食がまた贅の限りを尽くしている。









夕食いかがでしたでしょうか。前八寸は見た目からも美しいですよね。そして女将の手打ちそばは手作り感があって心が温まります。夜食用におにぎりを作ってくれたりするサービスも嬉しいですね。
そして翌朝の朝食はこちらです。

実はお部屋にはこの朝食とは別に「飛騨のおいしい牛乳」が届けられていました。お部屋でコーヒーを淹れて半分はカフェオレにしていただきました。
帰り際には押し花をラミネートした栞のプレゼント。「しおり絵」という名だけありますね。全部で8室しかない規模は小さめの宿でしたので、至る所におもてなしの心を感じることができました。
上高地で壮大な自然に癒されて、宿で温泉と料理で癒されるという至れり尽くせりの旅となりました。夏に避暑地として過ごすには最適な場所ですので、皆さん是非候補の1つに入れてみてください。
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