天候に関係なく楽しめる工場見学、それも「大人の工場見学」の醍醐味であるビール工場の見学は新鮮なビールを試飲できるという意味でも非常に気になりますよね。
今回はサッポロビールの代表格でもあるヱビスビールを楽しむことができる記念館に足を運んでみました。（※現在はコロナの影響により工場見学は休止中です）
ビールの銘柄がそのまま地名となったヱビス（恵比寿）。ここではワンコイン（500円）で約40分間の有料ツアーを行っています。11:10から17:10の間、毎時10分と40分からスタートする有料ツアーは、当日カウンターで申し込むスタイルなので、柔軟に動けるのが嬉しいですね。
それでは早速行ってみましょう！！
恵比寿駅の東口からエビススカイウォークを通って恵比寿ガーデンプレイスに向かいます。恵比寿ガーデンプレイスからすぐのところにヱビスビール記念館があるので、迷うことはありません。建物に一歩踏み込むとヱビスビールの世界が広がっています。
右手にはヱビスビールの缶で作られたオブジェが。このオブジェを眺めていると、スタッフのお姉さんがある秘密を教えてくれました。それは、恵比寿様は通常鯛を１尾しか抱えていませんが、鯛が２尾いる恵比寿様が１缶だけあるとのこと。それを見つけた方は幸せになれるというので、必死になってこのオブジェを見つめます。
すると…
あったーーー♥どこにあるかは秘密にするので、皆さんもぜひ探してみてくださいね！！
ということで、500円握りしめていよいよツアーカウンターへ。１回のツアー客は16人までという制限があるみたいですが、すんなり次回のツアーに参加できることになりました！ツアー開始時刻の５分前にラウンジに集まります。
そこからはヱビスビールの誕生秘話や歴史についてギャラリーをくるりと回りながらスタッフ（ブランドコミュニケーター）の方が説明をしてくださいます。このスタッフ、まるでディズニーのアトラクションのスタッフかのように説明に強弱があり非常に聴き取りやすい！！終始笑顔でこの抑揚のある話し方をできるのは本当にすごいです。ブランドコミュニケーターという名前からも、広報にも非常に力を入れていることが伺えます。このお客さんを一気に惹きつける説明を熱心に聴くがあまり、ギャラリーでの写真が１枚もないという事態！！(笑)
もしかしたらギャラリー内の写真は禁止だったかもしれません。それとも動画が禁止されてたかな？
いずれにせよ、昔の古き良き時代のビールのポスターや瓶のデザイン、当時の写真等がくまなく展示されており、目からダイレクトに楽しめるギャラリーだったので、一瞬のように感じました。
そして高まっていく「早くビール飲みたい！」っていう気持ち。
いよいよお待ちかねのテイスティングができるコミュニケーションスペースへ移動します。
ここではただビールを自由に飲むだけではなく、ブランドコミュニケーターが美味しいビールの注ぎ方をレクチャーしてくれます。
綺麗な泡の作り方、そして良い泡とはどういうものなのか、泡がビールの旨味を封じ込めるのでその重要性だったり、飲み会で話されるうんちくではなく、直に教えていただいたこの知識は一生モノになります！
そしてレクチャー通り、自分でもビールを注いでみます。白い泡の層と黄色い液体の層のちょうど間に、非常に細かい泡の層ができあがります。これを「フロスティミスト」と呼び、綺麗なグラスに上手な注ぎ方をすることにより発生するものだそうです。これがビールの旨味を飲みきるまで逃がさないらしいです。
試飲できるビールは２杯。そしておつまみとして塩えんどう豆もいただけます。かなりお得ですよね。一緒にツアーを回ったお客さんたちと乾杯をし、ぐいっと飲むビール。
そして、ビールを飲んだ後にグラスに残る泡の層が分かるでしょうか？これは「レーシング」と呼び、これも上手にビールを注げた証だそうです。そう言われると意識してしまいますよね。
どうしても飲み会では「とりあえずビールで乾杯」というように、そのビールの質は二の次、となってしまいがちです。おうちで晩酌する時や、ビール本来の味をゆっくりと楽しみたい時、このように注ぎ方ひとつで心に余裕を持てる気がします。それが大人のたしなみかもしれませんね。
ビールの歴史を学び、ビールの味を楽しめる「ヱビスビール記念館」でのこの有料ツアー。ワンコインで充実した40分間を過ごしてみませんか？
アフターコロナをどうやって楽しもうかとポジティブに考えているあなた、ぜひヱビスビール記念館を候補に入れてみてください。
サッポロ エビスビール ヱビス(500ml*24本)
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