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こんなにクレイジーなカフェは初めて!「COFFEE MILK CRAZY」

山口県下関市の海岸沿いを車で走っていると、少し小高い丘に何やら古民家がポツンと建っているのが見えます。

コーヒー豆の袋をのれんにしており、急に現れた異質な空間に心が躍ります。なお、この建物は2017年に90年以上経った古民家をリノベーションしたとのこと(マスター談)。入口の板戸は高さ150cm程度で、もちろんしゃがみながら入らなければなりません。思わず「ごめんくださーい」と言いたくなる感じ。

中に入ると立派な梁が天井に横たわっています。

明かりはほとんど自然光のみ。どんなカフェなのか期待が高まります。

右奥の部屋に通されると、マスターがメニューを持ってきました。

パッチワークされた布(コーヒー染め?)にスタンプで押されている文字。これが宝の地図かのようにくるくる丸められて革のベルトで留められた状態で持ってきたという癖の強さ。最高です。

ここはブラックコーヒーを積極的に出していません。「カネフォラロブスタ種」を砂糖とミルクで美味しく飲ませてくれるカフェ。しかも、コーヒーを出すのに20~30分かかりますよ、と言われて、すごい店に来てしまったと思いました(笑)

ここで頼んだのが、一番上の「カネフォラロブスタ インドネシア ウィズシュガーアンドミルク」と「ミルクコーヒー」です。

すると、「良かったらどうぞ」とカウンター席への移動を勧められました。

電球の灯りと自然光が黒塗りの壁に照らされています。

意外と時間がかからなかったのが「ミルクコーヒー」で、既に抽出してあるアイスコーヒーに手動で作り上げたフォームミルクと砂糖を混ぜていただくものでした。

右のきらびやかな柄杓にフォームミルクが入っており、自分でグラスに注ぎいれます。また、砂糖を焦がしたカラメルが左側にラップに包まれて置いてあり、これを割ってグラスに入れて飲むという、エンターテイメント性も抜群なミルクコーヒーです。

お味はというと…、カラメルのほろ苦さとミルクのまろやかさがコーヒーにぴったりです。徐々にカラメルが溶けていくため、味のグラデーションを楽しむことができます。

ミルクコーヒーを楽しんでいる間に、マスターはカウンターの向こう側に敷かれている畳の上で、何やら儀式のようなことを始めました。

ネル(布のフィルター)にお湯を1滴ずつ垂らしていき、純粋な透過法でコーヒーを抽出しています。耳を澄ませば「ぽたっ…ぽたっ…」という音が聴こえて、思わずじっと静かにしていたところ、「お話ししていても大丈夫ですよ(笑)」というマスターの声掛け。それでも研ぎ澄まされた集中という空間に居合わせていると、どんなコーヒーが出来上がるのかとじっと見てしまいます。

約20分後、完成したコーヒーがこちらです。

ブラックコーヒーとしても楽しめるよう、グラスに少し入れてくれました。そして、先ほどミルクコーヒーで割って入れたカラメルが蓋になって出てきました。これだけではありません。このカラメルの蓋にブランデー?シェリー酒?を塗り、火を点けて青い炎を出すというパフォーマンス。そしてカラメルが溶けて自然と中へ落ちていくという様までがセットです。

そこで同様に、フォームミルクを後から入れていただきます。

味を何重にも楽しむことができて、贅沢なコーヒーの楽しみ方、時間の使い方をしました。

時間に余裕があるとき、ドライブがてら、このカフェを目的に寄ってみるのも良いかもしれません。かなりオススメです!!

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