理想の土地が見つかりました

これからマイホームを建てる方、特に土地から探してこだわりの注文住宅を建てたい方は、理想の土地を探し当てるために私が実施したことをこれからお伝えしたいと思います。

理想の土地が見つかった!その喜びの瞬間

現在賃貸に住んでいる私が、憧れのマイホームのテーマを「ポタジェのあるおうち」として土地を探し始めて約1年、理想の土地がようやく見つかりました。

土地探しは家づくりの最初の大きなステップです。特に、私たちの場合は現在住んでいる地域と将来住みたい地域が遠く離れており、実際に足を運んで土地を見つけるということができないという制約がありました。特に移住を考えている方は、ひとまずその土地に賃貸でも良いから住んでみて、住みながら理想の土地を探すという選択をとる方もいるかもしれません。

ですが、賃貸を新たに借りるとなれば各種費用もかかりますし、何より引っ越しを2回する必要が出てきます。このコスト面を考えた時に、できればリモートで最初から理想の土地を見つけることができればベストだという想いが強くありました。

理想が高すぎるのではないかと何度か妥協しようと思った時期もありましたが、1年間かけて見つけ出した最高の土地。紆余曲折ありましたが、土地が見つかれば家づくりがより具体的に、より現実的になってきたという喜びが沸き上がります。

土地探しの最初のステップ:条件の明確化

土地探しを始める前に、まずはどんな条件が必要かを明確にすることが重要です。前回の記事で夫婦の理想像をブレインストーミング方式で洗い出しましたが、改めて「土地」にクローズアップして条件を明確にしていきましょう。

  • 土地の広さ
  • 予算
  • 立地
  • 日当たり
  • 周辺環境
  • 学区

私たちは夫の実家の農業、特に稲作を継ごうと考えていたことから、義実家と義実家が所有する田畑へのアクセスを考慮して希望エリアを選定しました。私自身も何度か足を運んでいることから、全く見知らぬ土地への移住よりも精神的ストレスはありません。Uターン移住ですので、ある程度慣れ親しんだ街という安心感から、夫がお世話になった学区内で土地を探せたらラッキーという感覚でした。

これから退職して農業をやろうという時に、住宅ローンが重くのしかかるようでは生活が成り立ちません。これに関して具体的な予算を決めていたわけではありませんが、いかに安く広い土地を手に入れるか考えた際に、思いついたのが2つの方法です。

  1. 市街化調整区域内で土地を探す
  2. 市街化区域内の農地を宅地に転用する

また、山を背景に田畑が広がる自然溢れる環境も重要な条件です。そのような環境を追い求めれば、自ずと日当たりも良好です。

土地探しのポイント:重要視すべき点

いくつか土地の候補が出た際に、必ず確認しておくべきポイントがいくつかあります。

ハザードマップ

良いと思った土地でも、必ずハザードマップの全項目を確認し、1つでも注意を要するような土地であれば候補から外していきました。

ハザードマップは当該市区町村のホームページに掲載されています。津波や土砂災害、河川の氾濫による水害等々、自然災害が多い日本であれば、少しでもリスクを軽減させるためにも必ずチェックしておきたい項目です。

利便性

もともと買い物の頻度が高くないため(食料品は週1回まとめ買い)、商業施設が車で10分以内であればという感覚でした。また、長く住むなら総合病院へのアクセスも気になります。大きな駅までも車で10分以内であれば問題ありません。意外と「徒歩圏内に○○がないとダメ」という制限を設けていなかったため、この利便性についてはハードルがやや低かったかもしれません。

地価相場

長く住むことを考えているため、その土地をいつか売るということは念頭に置きませんでした。ただし、売られている土地を見た時に坪単価がいくらなのかはもちろん気にしていました。そのため、その土地の地価をざっくりでも把握しておき、売られている価格帯について「安いのか」「高いのか」「安いならなぜなのか」を判断できるようにしました。

実際に使った土地探しサービス

ここで、具体的に利用した土地探しのサイトやサービスを紹介します。

これは勝手なイメージですが、土地探しを始めた当初、「良い土地は土地情報サイトに登録されていないのでは」と思っていました。ですので、その地域に根強い方を中心に「知り合いに土地を売ろうとしている方がいないか」を訊くという草の根運動をしていました。

何件かお話をいただいたのですが、実際にご挨拶に伺ってみると、親族間で土地相続に関して不安が残るところや、あと数mという差で農地転用ができない土地であるところ、風によっては工場からの異臭がするところ等、一筋縄ではいかない曰くつきの土地。また、遠隔地にいる私たちと個人間で土地を売買することの難しさ(手続きの煩雑さ)も相まって、土地探しのハードルの高さを痛感しました。

同時並行で当該市区町村の空き家バンクに登録されている物件の中で、希望エリアの物件があればGoogle Mapでチェック。元農家の空き家とかもありますし、安く買ってDIYするというのも面白そうだったのでいくつか気になる物件を資料請求しました。

もちろん、土地情報サイトも片手間ながら定期的にチェック。広い土地を探している私にとって、SUUMOは検索条件が最低面積150㎡(45坪)以上、アットホームは500㎡(150坪)以上、ホームズは400㎡(120坪)以上、というようにフィルターがそれぞれ異なるため、結局3つのサービスを全て利用していました。ほとんどの土地は共通してどのサイトにも載っているのですが、一部のサービスにしかないという場合ももちろんありますので、なるべく多くのサイトを見る方が抜けがないのでオススメ。

検索結果の並び順も「土地が広い順」とすることで、ある程度効率良く目星を付けることができました。目星を付けた土地は、夫に確認してもらいダメ出しをもらう日々でした。

土地情報サイトで発見!?

そのような中、新着公開された中に「ん?」と思う土地を発見。夫も今までになく前のめりで、すぐさま担当不動産会社に資料請求の電話をしました。

200坪 780万円でした!!

更地ではなく、空き家がある現物引渡しだったので、解体費用が追加でかかることは理解していました。

念のため、不動産会社には「減額できるのか?」という確認をとりました。その回答は「不可能ではないですが、人気の土地でハウスメーカーさんからも問い合わせがいくつか来ている土地なんですよ」とのこと。売主さんはできるだけ高く売りたいし、売った価格に比例して仲介手数料を取れる不動産会社も高く売りたい…。その気持ちは分かりますが、一度500万円で交渉をしてみました。

なお、いくつか問い合わせが来ていたとしても、「不動産購入申込書」を1番に提出できたかで勝負が決まる世界。リモートではありましたが、書類作成後、郵送と併せてPDFでもメール送付し、見事1番乗りを獲得することができました。

結局売主さんから回答として得られた価格は750万円。30万円の減額に成功しました!

理想の土地が見つかった瞬間:次にやるべきこと

本契約はしていないものの、これである程度土地が決まりました。ただし、私たち夫婦はGoogle Mapの航空写真とストリートビューでしか判断ができていません。これにはやや不安が残りました。ですので、義実家にお願いをして実際に足を運んでもらい、写真をいくつか撮ってもらうとともに感想を聞きました。

田んぼに囲まれていて最高な環境ね~

ありがたいことに、全面的に太鼓判を押してくれました。長期休暇でしか帰省することはできませんが、地元の不動産会社も契約時期を調整してくれ、なんとか無事に次のステップに進めそうです。

こうなれば、あとはハウスメーカーをどこにするかが大きなポイントとなりますね。次回の記事でハウスメーカー探しのポイントについて紹介していきます。

また、この土地に関して、予想だにしていないことが後日起きてしまいます…。これも乞うご期待!!

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